GSHP協議会について
GSHP協議会について
これまでの歯科サービスは、医療を中心に考えられてきました。今後の歯科サービスは、歯科医療だけでなく、疾病の予防に始まり、さらに進んで健康づくり等の広い範囲のサービスが求められることが考えられます。
今回、口腔の健康づくりの進増を目指すとともに、全身の健康増進をもその視野に含めた岐阜県スポーツ・健康づくり歯学協議会を発足させるに至りました。本協議会の内容は、まず、口腔の健康づくりに関連する活動や研究の振興を目指すとともに、口腔から全身への健康づくりの進歩、発展、普及を図ります。
また、本協議会は、8020運動を推進するための1手段として、スポーツ医学およびスポーツ歯学と連携を取りつつ、スポーツ外傷から歯および顎顔面口腔組織を守るためのマウスガードの作成および調整を、各歯科医院で出来るようにすることもその目標の一つに据えています。
このような医学的および歯学的観点からの口腔および全身の健康づくりに関する研修会、研究振興、情報収集、情報提供等をマウスガードの作成方法等を含めて行います。
また、本協議会は口腔から全身への健康づくりのアプローチとして「よく噛む」など啓発普及活動を行います。
これらの事業は歯科からの新たな分野への挑戦であり、新たな展開とこの分野における理解が深まるものと思われます。
つきましては、出来るだけ多くの皆様に本協議会にご入会いただき本事業を推進していきたいと考えております。
本会の趣旨に対しご賛同いただき、ぜひ入会していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
会長挨拶
歯科領域における外傷は歯牙の欠損をはじめ障害として残ります。スポーツにおける外傷予防の重要な県民への周知及びに対応のみならず、スポーツの発展に寄与することを目的として岐阜県スポーツ・健康づくり歯学協議会が設立されました。
この目的に基づきスポーツおよび臨床現場を中心に対応できる組織として、岐阜県歯科医師会、岐阜県歯科技工士会はじめ教育、体育、大学、研究機関など関係諸組織・団体等の賛同を得て、本協議会は運営されています。今後、岐阜国体での活動経験を踏まえ更に充実しなければなりません。
これからの長寿社会に向けて多くの県民のスポーツへの参加が予測されます。
本協議会の役割はより重要となり、本協議会の活動が、時代のニーズに応えながらこれらの健康づくり運動に必ず寄与できるものと確信しておりますが、さらなるスポーツ歯科医学の普及・啓発ならびに現場活動の推進に努めてまいりますので、岐阜県スポーツドクター競技会はじめ関係各位のご理解・ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます。
岐阜県スポーツ・健康づくり歯学協議会
マウスガードの作製
マウスガードとは
マウスガードとは 、「口腔内に装着する弾性を有した装置であり口腔での外傷を減少させ歯ならび 周囲の組織を外傷から保護するもの」 と定義される口の中の保護装置で、マウスピース、マウスプロテクターなどと呼ばれています。
マウスガードは外力から顎と口のまわりへの衝撃をやわらげ、歯の破折や、顎の骨折、口の中・口の外の軟組織のケガを防止するものです。脳震盪の予防にもなります。マウスガードは、上顎の歯につけることが多いのですが、受け口のようなかみ合わせの場合には、下顎の歯につけることもあります。
GSHPが製作するのは
「カスタムメイドマウスガード」です。
カスタムメイドタイプのマウスガードは、歯科医師により個々の上下顎の歯型を取り模型上で製作するものです。一般的な材料はEVA樹脂と呼ばれるやわらかい材料を使用します。
当然、適合性は市販のタイプに比べ良好であるため、維持力があり、装着感がとても良く、ケガから口を守り発音がしやすいため、試合に集中できます。
(マウスフォームド・タイプマウスガード)
お湯で温めて自分で口の中であわせます。
価格は安いが、はずれやすく、違和感があり発音がしにくく気分が悪くなるという欠点があります。
マウスガード装着が義務づけられているスポーツ
公式規則に規定されており、マウスガードをつけないと試合にでられないスポーツがあります。
- ボクシング
- キックボクシング
- K-1、空手の一部
- アメリカンフットボール
- ラクビーの一部
(高校ラクビー完全義務化) - ラクロス(女子のみ)
- インラインホッケー
(20歳以下)
マウスガードをつけたほうが安全なスポーツ
- バスケットボール
- 水球
- ハンドボール
- サッカー
- 柔道
- 野球
- 自転車競技
- 相撲
- レスリング
- スキー
- バレーボール
- ウエイトリフティング
- スノーボード
- スケートボード
- スカッシュ
マウスガードパンフレット
マウスガードに関するパンフレットをこちらからダウンロードできます。