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プレスリリース 朝日大学医科歯科医療センターとの災害時の歯科保健医療救護活動に関する協定書の締結式を開催

 8月24日、岐阜県歯科医師会館で、朝日大学医科歯科医療センターとの「災害時の歯科保健医療救護活動に関する協定書の締結式」を開催し、藤原周・朝日大学医科歯科医療センター長が出席した。
 岐阜県歯科医師会は、大規模災害時における歯科保健医療体制の充実化を図り、県民の歯科保健衛生に寄与するため、平成30年度に岐阜県災害歯科保健医療連絡協議会を設立し、関連団体との体制整備に取り組んできた。
 災害歯科保健活動は地域歯科医療とのバランスを取りながら行う必要があり、従来の体制では岐阜県歯科医師会会員が活動を開始するまでに時間を要することや、人員や物資の不足から長期の活動が困難であるという課題があった。
 本協定は、岐阜県歯科医師会が災害時に行う医療救護活動に対する朝日大学医科歯科医療センターの協力に関し必要な事項を定めるもの。医療資源が豊富な大学機関との連携で前述の課題解決が期待され、岐阜県からの歯科医療救護の協力要請に対し、より組織的に対応することが可能となる。発災直後から避難所での歯科保健医療救護活動を切れ目なく長期的に提供する可能性を高めることから、本協定締結の意義は大きい。
 主な協定事項は次のとおり。
 ①災害時における人員の派遣および輸送②歯科医療救護班の業務と指揮命令系統③使用する医薬品等の供給④救護活動に備えた研修や訓練の実施―など。

左から阿部義和・岐阜県歯科医師会会長、藤原周・朝日大学医科歯科医療センター長